俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
淫らな顔で、激しく揺れて喘いでいるAV女優…ギャルだ。

なずなと同じダークブラウンの巻き髪に、白肌で…メイクも似てる。

よーく見ると、顔は全然別人なのに。

そのギャルヘアメイクが一緒なだけで、こうもそっくりとわ…!


衝撃だ…!



その未だ画面の中で情事真っ最中、なずなそっくりのAV女優を呆然と見つめ続ける。

これ、やば…!



「くくっ…似てね?似てね?」

「………」

「これ、昨日なずぽよのLINEに送ってやったのよ。《これおまえに似てんぞ?おまえいつAVデビューしたのよ!》ってさー?したら《ちげーよ!死ね!》って返ってきて《殺す!》ってスタンプ、20個送ってきやがった。くくっ…」

「………」

「これで昨日、二回ほど夢の中でなずぽよ犯してるから俺。…あ、後で伶士にも送っちゃるからな?欲望お裾分けするな?お・す・そ・わ・け!お裾分けー!」

「…い、いいって!お裾分け、い、い、いらない!」

「まあまあそんなこと言うなよー?」



あぁ…チカ、おまえ、何てモノ見つけてくれるんだ…!

夢の中で二回?…なんかムカつくな。

朝っぱらから変な気持ち…いやいや、複雑すぎる気持ちになってしまった。

見た…いやいや、ダメだっつーの!



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