最初で最後の恋。
私は電話の後すぐに自室へ戻り

黒のマキシ丈のドレスに着替える

少し透け感のありおとなのドレスだ。

その後髪の毛を巻き薄化粧をして

オープンハイヒールをとり

真っ赤なクラッチバックにスマホとお金を入れて

部屋を出る。

「流石ね」

時間どうりに叔父様の側近である隆人(タカト)が居る

黒のロールスロイスが止まっている

私の気配に気づいたのか

ガチャとドアを開けてお待ちしておりましたと

頭を深く下げる

私の目の前のドアをあけて、待っていてくれる

私は車に乗り込む。

隆「お久しぶりです。お嬢様」

「えぇ。そうね、1年ぶりかしら」

と言い上品に微笑む私

その声を合図にゆっくりと発車させる
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