転生したら極悪非道な皇帝の妻になるが実は、ただのツンデレでした!?(9/29に修正済み)

 自分にそう言い聞かしていた。
絶対に違う!!
 だが、それを見ていたアミーナとエレンは、何やらコソコソと話し込んでいた。

 しかし、それが思わないトラブルを生んだ。
それは、入浴時間の時だった。
 アミーナに言われてお風呂に入ることにした。
ガラッとドアを開けて入って行く。
 すると湯気で見にくいが湯船の方に人影が……。
えっ?誰か居るの?

 近くまで行くと唖然とする。
その人物は、あの男だったからだ。

「キャアッ!!な、何で……あんたが居るのよ!?」

 私は、悲鳴と共に巻いていたバスタオルをギュッと握りしめた。
 まさか、あの男がお風呂に入っているなんて驚きだった。
アミーナったら気づかずに呼んだの!?

「な、何で貴様が居るんだ!?
お、俺は……風呂の時間だとロンに言われて」

「はぁっ?私だって……」

 しかし、その時にハッとした。
まさかアミーナとロン達が計ったの!?
 私とこの男がお風呂で出会すように仕組んだの?
だとしたら、この不自然さに辻褄が合う。
 じ、冗談じゃないわよ……この男と混浴だなんて。

「と、とにかく早く出て行って」

「はぁっ?何で貴様ごとにお、俺が出て行かないとならないんだ!?
 先に入っていたのは、俺だ。出て行くとしたらお、お前だろ!!」

 明らかに動揺している。
湯気で見にくいが目線を合わせないように目線を逸らしていた。
 頬も赤い。もしかして動揺して動けなくなっているとか?
だが今は、そんな事を言っている場合じゃない。

「いい……なら私が出て行くから」

 私は、慌てて背中を向けて戻ろうとする。
するとあの男が私を呼び止めてきた。

「や、やっぱりいい。俺が出ていく!」

「えっ……?」

 するとあの男は、湯船から出てきてしまう。
ちょっと上がって来ないでよ!?
 下をタオルで巻いているとはいえ……裸だ。
嫌でも見えてしまうじゃない!!

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