イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡
どうしよう!起きちゃう!
私が焦ったって意味がないのだけれど。
問題はこの握られた手。
たとえ寝ぼけてしたとしても、私みたいなのの手を握っていたなんて嫌だろうし。
「……みーちゃ」
「へ?」
まだ少し眠そうに上半身を起こした相良くんが、ぼそっと何かを呟いた。
今、みーなんとかって……。
なんて言ったんだろうと思っていると、ようやく自分の状況を理解したらしい相良くんがバッと目を開いて。
ちょっと焦ったように口を開いた。
「あ、ごめん、寝てた……」
「ううん。ありがとう。ずっと付き添ってくれてて」
「……どう、調子」
「うん。だいぶよくなってる。相良くんのおかげ」
そう言って笑いかけると、スッと目を逸らされた。
「別に大したことしてないし」
「すごく助かったよ。熱も下がったと思う」
「そう」
少しぶっきらぼうに聞こえるけれど。
その中に優しさが含まれていることを私は知っている。