イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡

「ほんと徹底してるんですね」

「今は何があるかわからない時代だからね。事務所もタレントの安全を守るために必死だよ」

「はー、大変ですね」

駐車場のドアを開けて進めば、自動ドアとその奥にエントランスが見えてきて。

自動ドアの前にもこれまた操作盤。

今度は、宗介さんがスーツの内側からカードを取り出してそれを操作盤に通してから暗証番号を打った。

す、すごい……。

そして自動ドアの向こうには警備員さん。

こんな厳重だと、住んでいるタレントさんたちも外に出るのに一苦労じゃないかと思ってしまう。

大変だな……。

慣れた手つきで宗介さんがロックを解除すれば自動ドアが開いて、

警備員さんと宗介さんがお互いに会釈をして。

宗介さんはさらに奥へと進んで正面にあるエレベーターのボタンを押した。

そしてすぐに開いたエレベーターに乗り込んで。
< 17 / 250 >

この作品をシェア

pagetop