一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
3人で食卓につくことなど想像できなかったが、最近は少し慣れてしまった。
「真由。ちゃんとブロッコリーも食べるのよ」
私のその言葉に、真由はチラリと目の前の真翔さんをみた。

「まなくんは?」
そんな真由の言葉に、真翔さんはパクリとブロッコリーを口に放り込む。
それを見て真由も、顔をしかめながらも口に入れた。

「真由ちゃんおりこう」
真翔さんに褒めてもらい、真由はとてもうれしそうだ。

真翔さんもご機嫌に赤ワインにコロッケを食べている。
「咲綾、たまには飲んだら?」
「え?」

過去のあの日、お酒で失敗したことに加え、真由と二人の生活になってから、夜中何かあったらいけないと私はお酒を飲んでいない。
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