一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
「そうですね。運命だと思ったんですけど。それは一人では無理な話でしたね」
あんな風に自分を身をまかすことなどなかった私が、一瞬で運命を感じてしまった。
幼くて、バカなことをしてしまったのかもしれないが、あの時はそれが正しくて、こうなることが必然だと思った。
そう、だから恨んだり憎んだりしたが、そのことに後悔はない。
あんなに可愛い真由がいるのだから。
そう思いながら、真由に視線を向けた。
「ママ、見てー」
嬉しそうにできあがったハンバーグを持ってやってくる真由に、私は笑顔を向ける。
「美味しいそうだね」
「まなくんどうぞ」
無言だった真翔さんは、真由のその言葉にハッとした表情をしたあと柔らかな笑顔を向ける。
「真由ちゃん、おいいし。ありがとう。さあ、今日は何をしようか?」
真翔さんの言葉に、真由は満面の笑みを浮かべた。
3人で一緒にいるこの幸せな時間。私は意識的に何も考えないようにして過ごした。