一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています

「でも、副社長が普通の人と結婚したから、専務はそれなりの人と結婚してほしいって思ってる親族がたくさんいるって聞いたこともあるし、みんな専務のことは興味津々なの」

本当、ミーハーな話ばかりだが、きっと昔あった派閥や確執は噂になったりしてきたのだろう。

礼華さんも言っていたが、副社長にも婚約者がいたりと大変だったと聞いた。
副社長の代わりに、真翔さんがその人と……そういう話になってもおかしくないのかもしれない。

「本当、お金持ちも大変よね」
幸田さんは可愛らしい顔を、少しゆがめながら言葉を続けた。

「また、何かわかったら教えて。私は興味ないけど、同期とか狙っている子がいて情報が欲しいってうるさいのよ」
屈託のない笑顔を幸田さんは向けると、掃除に戻っていった。
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