一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
礼華さんが二人をお風呂に入れてくれている間、せめて食器ぐらい片付けようとキッチンにいた。

「咲綾ちゃん、ありがとう」
まだ残っていた食器を持ってきてくれた副社長から、私はお皿を受け取る。

「いえ、これぐらいしないと。食洗器に入れるだけですし」
軽くゆすぎながらお皿を入れていると、副社長がジッと私を見ているのに気づいた。

「副社長?」
「それ、やめない。副社長って」
その言葉に、私はクスリと笑い声をあげた。
「やっぱり兄弟ですね。今の言い方真翔さんとそっくり」
水族館で真翔さんに言われたセリフを私は思い出す。
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