一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
「いや、病み上がりに付き合わせて本当に悪かった。それに、俺は君たち親子がいてくれてうれしかった」
嘘偽りのないように聞こえるその言葉に、私は驚いて目を見開いた。
「そんな」
いきなり倒れた部下の子供を預かるなんて、考えればあり得ないだろう。
「兄貴とはもうわだかまりはないけど、一人でいくより二人がいてくれて、和やかな雰囲気で今日を過ごせて俺も楽しかったし、行ってよかったって思った」
心からの言葉のように聞こえ、私は素直な言葉が零れ落ちる。
「真由、きっと楽しかったと思います。ずっと二人だったから、こんな温かい誕生日嬉しかったはずです」
そっと眠る真由の髪を撫でた。
「咲綾は?」