一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
「誰かいらっしゃいました」
私の声に、専務の『来たか』という声が聞こえた。
「え?」
『心配だからさっき彼にメッセージを送った。まだ会社にいてくれてよかったよ』
そこに現れたのは、専務の運転手さんだった。
「帰れますって……」
もう何度目かわからず、私は呆れたように声を発した。
『そう言うのもわかってた。でも、礼華ちゃんが送るって言うと思うよ』
その言葉に、私はウッと言葉に詰まる。
確かに、礼華さんの事だ。真由もいるし送ってくれると言ってくれそうだ。
それも亜里沙ちゃんもいるのに申し訳ない。