愛は惜しみなく与う⑤
「慧くんごめんなさい。色々用事あるだろうに。咄嗟に慧くんが浮かんで…」
「大丈夫だよ。暇だったし。このまま家まで送るよ」
「え、そこまでしてもらわなくて大丈夫だよ!まだ明るいし自分で帰れる」
「遠慮する意味ないじゃん?同じ方向なんだし。乗って」
オロオロする桜さん
そうか。バイクに乗せたことなんてなかったよね。でも、気にならなかった
乗れる?そう聞くとおそるおそる後ろに跨る
控えめに腰をもたれたのを確認してゆっくりバイクを走らせた。
杏ちゃんは器用に足で車体を挟んで、手ぶらでキャッキャしながら乗る。
本当に桜さんは、杏ちゃんと真逆
だけど
とても2人は似ている
「桜さんはなんで恋人作らないの?」
理由を知っててこの質問をする俺は、いつか桜さんに嫌われちゃうね
でもね、いつも同じ答えを期待してるんだ。
「あたし、好きな人いるから」
ごめんね、そんな顔させて
桜さんはなんの見返りもなく、俺に与えてくれる人だった。
他の女の子たちとは違う
この人の所にいる時だけ、心があったまったんだ
「大丈夫だよ。暇だったし。このまま家まで送るよ」
「え、そこまでしてもらわなくて大丈夫だよ!まだ明るいし自分で帰れる」
「遠慮する意味ないじゃん?同じ方向なんだし。乗って」
オロオロする桜さん
そうか。バイクに乗せたことなんてなかったよね。でも、気にならなかった
乗れる?そう聞くとおそるおそる後ろに跨る
控えめに腰をもたれたのを確認してゆっくりバイクを走らせた。
杏ちゃんは器用に足で車体を挟んで、手ぶらでキャッキャしながら乗る。
本当に桜さんは、杏ちゃんと真逆
だけど
とても2人は似ている
「桜さんはなんで恋人作らないの?」
理由を知っててこの質問をする俺は、いつか桜さんに嫌われちゃうね
でもね、いつも同じ答えを期待してるんだ。
「あたし、好きな人いるから」
ごめんね、そんな顔させて
桜さんはなんの見返りもなく、俺に与えてくれる人だった。
他の女の子たちとは違う
この人の所にいる時だけ、心があったまったんだ