彼の仮面を外す時

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彼との出会い

ﾊﾞｷｯﾎﾞｺｯ

「あんたなんか居なければ！」

と私に八つ当たりをする女実の母ではない。

「死ねよ！！お前なんか、消えっちまえ！」

そう私は孤児院にいた。こいつは私のことを玩具としか思っていない。

「痛っ」

女がコップをなげつけてきて頭にあたり
ﾂｰと生暖かい液体が額から垂れる

「るっせーんだよ！！」

と髪の毛を引っ張られ引きづられる
あーやばいな

「ﾊﾞﾘｯ！！」

と鏡に打ち付けられる

さすがにやばいと思った私は本当の両親に貰ったネックレスを持ち家を飛び出した

ヒタヒタと歩く足は裸足。

真冬の今にはとてもおかしい格好だ

白いワンピースが血で真っ赤に染っている

私の横を通る人は冷めた視線を送る