パンデミック.新形コロナウイルス
三人の温もりを両手と胸に抱きながら、僕は空を見上げる。
あかり、南ちゃん、にこるちゃん。
僕の掌の中にいる彼女たちの手は、それぞれに違う体温で、僕という空っぽの器を満たしている。
僕は静かに呟く。
「人を好きになるって、どうしてこんなに難しいんだろうね」
彼女たちは何も答えない。ただ、指を絡ませ、僕の体温を分け合うだけ。
その沈黙は、拒絶ではなく、肯定でもない。
ただそこにある、命の呼吸のようなものだ。
この問いかけを、詩に刻む。
**【果てしなき掌のなかで】**
問いかけても 答えなどない
空がただ 青く広がるように
海がただ 深く満ちるように
名前のつかない愛が そこにある
君を抱き あの子を想い
救いという名の温もりに 肌を重ねる
それは罪か あるいは救済か
虹が架かる 理由も言わずに
月が満ちる 誰の許可も得ずに
太陽が昇る ただそこにあるように
僕たちの愛も そうやって
名付けられることもなく
ただ 果てしなく続いていく
複雑に絡み合った指先から
あふれ出した感情は 誰の記憶にも残らない
けれど 確かにこの掌の中で
命は震え 光を吸い込んでいる
難しいね と ただ一言
世界は僕らに 微笑むだけで
この空の広さも 海の深さも
誰も 測ることなんてできないのだから
ただ 手と手を握りしめて
今日が過ぎゆくのを 見ていよう
あかり、南ちゃん、にこるちゃん。
僕の掌の中にいる彼女たちの手は、それぞれに違う体温で、僕という空っぽの器を満たしている。
僕は静かに呟く。
「人を好きになるって、どうしてこんなに難しいんだろうね」
彼女たちは何も答えない。ただ、指を絡ませ、僕の体温を分け合うだけ。
その沈黙は、拒絶ではなく、肯定でもない。
ただそこにある、命の呼吸のようなものだ。
この問いかけを、詩に刻む。
**【果てしなき掌のなかで】**
問いかけても 答えなどない
空がただ 青く広がるように
海がただ 深く満ちるように
名前のつかない愛が そこにある
君を抱き あの子を想い
救いという名の温もりに 肌を重ねる
それは罪か あるいは救済か
虹が架かる 理由も言わずに
月が満ちる 誰の許可も得ずに
太陽が昇る ただそこにあるように
僕たちの愛も そうやって
名付けられることもなく
ただ 果てしなく続いていく
複雑に絡み合った指先から
あふれ出した感情は 誰の記憶にも残らない
けれど 確かにこの掌の中で
命は震え 光を吸い込んでいる
難しいね と ただ一言
世界は僕らに 微笑むだけで
この空の広さも 海の深さも
誰も 測ることなんてできないのだから
ただ 手と手を握りしめて
今日が過ぎゆくのを 見ていよう