青は奇跡
週の始まりが曇り空というのは何となく気が重い。
ましてや雨が降りそうな雲が広がっている場合は特に。
そんなことは今に始まったことではないけれど。
小学校、中学校の時も何度も曇りで始まる1週間を経験している。
雨で始まる1週間だって経験している。
「雨が降りそうだから」
たったそれだけの理由で学校を休むなんて考えたこともなかった。
思い付きもしなかった。
でも、そんな「何となく」ではない理由で学校に行けない人もいると知った。
「いってきます」
夜勤明けのお母さんはまだ寝ている。
起こさないようにそっとドアを閉め、学校に向かう。
張りつめた冬の早朝の空気はあまり壊してはいけない気がする。
……今日は来るだろうか。
今日みたいな雨予報があまりあてにならなさそうな日は、途中から登校することが多い。
登校してもぼんやりとしていることがほとんどだ。
動けるだけましなのかもしれない。