君の好きな人が私だったらいいのにな。
「ただーいまー。」

「おかえりー。お昼食べて帰ってくるんじゃなかったのー?」

「あー、羽瑠と侑と立花とカラオケ行ってた。」

「え、立花くんも同じ高校だったの?」

「うん、なんか、私らと離れんの寂しかったんだって笑」


私が言うと

あんた達ほんとに変わらないわねぇ、とお母さんは笑った。


「…あ、侑だ。」


ほんの数秒前まで一緒に居たのに

家に着いた途端侑からメールが来ていた。
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