君がいるだけで、世界は輝く
桜喜vr.
「なぁ、瀬奈ちゃんと進展した?」

何でお前が瀬奈ちゃんって、呼んでんの?

「瀬奈ちゃんって、呼ぶな」

「質問に答えよ!」

「ちっ、してねぇよ」

「連絡先は?」

「交換してない」

「は!マジで!?」

いや、驚きすぎだろ…ていうか、

マジでレベルなんだ。全然わかんねー、

「よし、お前聞いてこい」

「は!?無理だよ」

「あれあれ?出来ないんですか〜?」

こいつうざいな…

「出来ねぇよ!」

「逆ギレかよ…」

「やり方教えろ」

「仕方ねぇな…まず、遊びに誘う。で、
 日時をその場で決めないで、詳しいことは
 メールでやろとか言って、連絡先をゲット
 する。分かったか?」

「おう、、ありがとな」

「よせやい、あ、あと、向こうの友達も
 誘って来いよ?」

「え?なんで?」

「お前、馬鹿なの?いきなり2人きりで、
 向こう引くに決まってんだろ」 

あ、全然考えてなかったわ

「なぁ、どこに誘ったらいいと思う?」

「うーん、スカイツリーで、よくね?」

「ん、ありがと」
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