君色パレット


中学ではもっと強くなって、あいつを守ってみせると思っていたころだった。



小学校の卒業式当日…


久しぶりに俺に話しかけてきたあいつは俺に引っ越すと言ってきた。


親の転勤だそうだ。


場所は隣町だと言っていた。


あいつは気まずくなったのか、それだけ言うとすぐ去って行った。


俺は頭が真っ白になった。



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