二度目の初恋
すき...だいすき
わたし......今......何を思ってるんだろう。

ふらふらとエンジン音がする方へと向かっていく。

信号は赤。

待っている人もすれ違う人もいない。

勢いで切ってしまってスースーしている髪の毛に手を当てて、わたしは無意識のうちに歩き出していた。


「由依っ!!」


どこからか、わたしの名前を呼ぶ声がした。

きっとその声は...

悠永、だよね。


< 292 / 365 >

この作品をシェア

pagetop