二度目の初恋
夏祭りに悠永くんと会った。

わたしの予想は見事ビンゴで雨の日助けてくれたのが悠永くんだった。

わたしはなぜか悠永くんの誕生日を覚えていた。

なぜ覚えていたのか、どうして悠永くんの誕生日なのか、わたしはずっと疑問だった。

怜奈ちゃんにアルバムを見せてもらった時、わたしは悠永くんとばかり写っているのが気になった。

わたしが悠永くんに構っていたと怜奈ちゃんは言っていた。

ただ仲良しだっただけなのか、それとも別の感情があったのかはっきりしない部分が多くあった。

わたしはそれから悠永くんに自分から近づくことにした。

わたしの隣にいてくれた悠永くんとわたしの関係を知りたかったんだ。

最初はなかなか会えなくて色んなところを探し回った。

理由は分からなかったけど、わたしに対する罪悪感が人一倍大きいと言われていた悠永くんを見つけるのは容易ではなかった。

でも、わたしが悠永くんを見つけてからはほぼ毎日何かしら連絡を取り合った。

文化祭では2人で一緒に回ったし、お化け屋敷というスリルも共有した。

そんな中でわたしは確かに悠永くんへの淡くて甘い想いを募らせていった。

悠永くんには他の人とは明らかに違う感情があって、それを意識する度にわたしはふわふわと浮わついた気持ちになる。

朝起きた時におはようって言いたくなったり、

眠れない時に悠永くんの声が無性に聞きたくなったり、

1人寂しく帰り道に悠永くんと並んで歩きたくなったり、

ふとした瞬間に、ぎこちないけど暖かくて優しいあの笑顔を見たくなったり、

そして時に会いたくなったり...。

わたしの心を悠永くんという存在が徐々に徐々に占めていった。

特別な人。

大切な人。

それは昔も今も変わらないのかな?

わたしはその疑問の答えを見つけることが出来ないまま12月まで過ごした。

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