にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光
「明日生は、いい人いないの?」
「いい人…って?」
オレは味噌汁をすすりながら聞いた
「お付き合いしてる人とか…
結婚、とか…」
「別に…
職場も男ばっかりだし…」
「そぉ…
なんだか、前より
雰囲気が柔らかくなったから…
いい人いるのかな…って」
「できたら…
できたら、連れて来ても、いいの…?」
「もちろん
みんな明日生の幸せ願ってるから」
幸せ
願ってるから
幸せって、なんだろう…
みんなは願ってても
オレは求めてはいけないのかも…
ひとりでいることが
幸せなのかも…