にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光

「いただきます」



お父さんと私と原さん

3人で朝食食べるのも

不思議




「原さん…」

お父さんが原さんを呼んだ



「…はい」



「よかったら今日も
仕事が終わったら
ここに帰ってきてくれないか?

布団もあるし
ご飯もあるしビールもある

オレは今日帰るから
また遥がひとりになって心配だ

ずっと心配だった

原さんがよければ
ここにいてほしい」



え…

お父さん




「…はい
お父さんの代わりに守ります

オレでも、いいですか?」



え…

原さん




「よろしく頼みます」




え…




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