人気者の彼は私だけに甘い
今日は休みの日だから人が多い


電車に乗りながらそんなことを考えていた


ショッピングセンターに着いたころには昼を過ぎていた



昼ごはんをお店で食べて欲しかった本を買って時間があったから雑貨屋さんに行った


もう帰ろうかなと思ってショッピングセンターを出たところで



あれ?


樹くん?


うん。樹くんだ!


そう思って声をかけようとした



「樹く……えっ…」




な、んで…





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