住みますか、住みませんか。
「どう思う?」
「……楽しいと。思う。毎日、が」
「同感」
だけど、はやすぎませんか。さすがに。
同棲ってことだよね!?
「俺さ。学生時代から金は貯めてきたし、もっと気張って働くから。少なくとも生活に困らせることにはならない」
「一緒に住むなら。……生活費は折半しようね?」
「それでもいいよ。家賃は俺が払うけど」
「なんで」
「せめてたまちゃんが安心して帰る場所を俺が確保していたいってのもあるし。そこを自分の家だと思って暮らしてもらいたい。さすがにセレブみたいな生活はさせてあげられないけど」
セレブじゃなくていいよ、全然。
「わたしね。チヒロくんと、気になったり好きだなって思うお酒を買って飲んでみたり。一緒にるのが、なんていうか、十分すぎて。今が人生でいちばん幸せなんじゃないかって、そんな気分になってるよ」
「欲がない子だな」
「……あるよ。チヒロくんといられるのが。一番の贅沢」
「そんな可愛いこといって。なにがお望み?」
「もちろん。……チヒロくんで」
「あーあ。そうやってスイッチ入れてくる。今夜はシないでおこうと思ってたのに」
「っ」
「たまちゃん可愛すぎて。無理。……はやく一緒に住みたい」
チヒロくんと住むとか、夢のまた夢なんだけどなあ。
「どこがいいとか。どんなこだわりあるとか、遠慮なく教えて。相談してこ」
「うん」