永遠、というものがあれば
「ありがとうございましたー☆
おやすみ!また明日ね〜」

舞が降りた後、しばらく車の中は沈黙で…


「今日はありがと。心配かけてごめんね」


「いや、気にすんな。
…で、さっきの話の男って昼学校で見かけたあいつ?」


「うん。人はいろいろ言うかもしれないけど、すごく空気が自然な人なの


「や、なんかめずらしいな、と思って。陽菜がそこまで言う奴って」



「しゃべってみれば、カズくんだってきっと友達になれるよ」


「…別にならなくていいけど」


ボソッとカズくんが呟いた、そのらしくない言葉の意味を知りたくてバックミラーごしに覗いてみたけど、あんまりよくわからなかった。


「カズくん、もしかして怒ってる?」


「いや」


「あー、やっぱり怒ってるごめんね?連絡するっていう約束やぶっちゃって」


「え?いや、そっち?
だから気にするなって。もともとちょっとそっちに用があったから」


そっち?

って他になにかあるの〜?
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