【完】溺愛男子の愛し方

「決意して」 鈴花 side


鈴花 side


私と修は、商店街で買い物をしていた


「たくさん、買い物したね」


「くじ引き券、いっぱいもらったな」


「ねぇねぇ、引きに行こうよ!」


私は、引きたくて仕方なかった


「そうだな」


私と修は、くじ引きをするために商店街の中央を目指した


数分歩くと、くじ引きをする場所が見えてきた


「引いてきていい?」


「いいよ」


「じゃあ、いってくる!」


私は修から券をもらって、くじを引いた


そして……


「当たりです!」


当たりを引いたみたい


「すごいな」


修がそう素直に言ってくれたから、私もすごく嬉しかった


「賞品の旅行券、ペアチケットになります」


「旅行券?!」


私は、驚いた


そんなすごいの当てたんだ……


「行こうよ、鈴」


「えっ?」


「旅行……嫌?」


「嫌じゃないけど……」


嫌な訳ない


でも、誰かにバレたりしたら……


「……ダメ?」


修があまりにも悲しそうな顔で言うもんだから、


「行く!」


「決まり。楽しみだな」


……誰にもバレなければ、いいけど……
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