その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党


「中央エントランスの奥の方にある一般のお客様のトイレの近くで、その子が男の人と話しているのを見かけたんです。
男の人は背が高くてスーツを着てて、EOCのメンバーにいてもおかしくないくらいいい男で、だからすごく目立っていて、私、興味本位で二人をずっと見ていたんです」


謙人はすぐに健太郎の顔を思い出して微笑んだ
明智君の野獣への変身がまた始まりそうだと。


「それで?」


謙人は冷静にそう先を促した。


「途中からケンカみたいな雰囲気になって、それで、その女の子が帰ろうとしたらその男の人に手首を掴まれて、あっという間に居なくなっちゃいました。
何だかすごく気になって、謙人さんに聞いてみようと思って」


謙人はそのコンシェルジュの話を聞きながら、ロビンにメッセージを打っていた。
どこにいるの?と一言だけ。


「ありがとう。
確かに今はいないみたい。
連絡を取ってみるよ。
見つかったらそっちにも知らせるから。
本当にありがとう。助かったよ」


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