その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党


「僕の知っているロビンは、嘘はつかない。
あなたの事は大切な友達だとは聞きました。
色々、お世話になったって。
そんな結婚とか付き合ってたとか、今あなたから逃げてるとか、そんな事一度も聞いてない。
僕が思うに、あなたが一方的にそう思ってるだけじゃないですか?

ロビンはあの仕事を辞めたくてたまらなかった。
そんなロビンの弱い心をあなたが利用してそう言わせたとか?

もしそうだとしたら、それはそれで問題だと思う。
脅迫と思われても仕方ないですよ。
実際、ロビンにはその気はなくて、不利な状況下で無理やり言わせたものだったとしたら」


健太郎は知り合いの刑事に来てもらい今すぐ加賀谷を逮捕してもらいたい、そんな気分だった。
でも、それじゃ、証拠が少なすぎる。
捕まえるなら、少しでも重い脅迫罪として差し出したい。
健太郎の天才的な頭の中は、法に基づく文言が飛び交っている。


「明智さんには悪いけど、俺達は愛し合ってるんだ。
俺はえりかなしじゃ生きていけないし、えりかも俺なしじゃ生きていけない。

俺はあんたがまだえりかの事を何も知らない時から、えりかの事をずっと守ってきた。
一番近くにいて、えりかの全てを見てきた。

そんな二人が結婚して何が悪い?」


すると、ロビンが大きな声でやめて!と叫んだ。


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