その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党


「私は誰とも結婚しない。
それは、加賀谷君に何度も伝えたでしょ?

もちろん、加賀谷君に助けてもらった事は感謝してる。
でも、友達としてしか見れないの。
だから加賀谷君の元からも飛び出した。
加賀谷君が私のためにって思う事が重くて苦しかったから。

きっと…
こういう私の中途半端な甘えがこんな状況を引き起こしているんだよね。

今の私は一人にならなきゃダメなんだ。
ケンにも甘えちゃダメ…

本当に、ごめんね…
私が一番悪いの…
ごめんなさい…」


ロビンは前の仕事から逃れるために、大切な人達を巻き添えにしてしまった。
加賀谷君に関しては、私を想う純粋な気持ちを利用してしまった。
そんなつもりはなかったってあの時ならそう言えるけど、今の私はそんな事は言えない。
結果的に加賀谷君もケンの事も傷つけてしまったのだから。


「ロビン、とにかくちゃんと説明してほしい」


健太郎はそう言うと、加賀谷に軽く頭を下げた。


「今回は警察には通報しません。
だけど、今日みたいなやり方でロビンに会う事は絶対に許さない。
会いたければ本人の了承を得て会いに来てください。

よろしくお願いします」



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