【完】白坂くんの溺愛は危ないことだらけ
「ケンタッキーも知らないならいいの」
しゅんっと肩を落とした若宮さん。
「若宮さんは……本当に涼太のことが好きなんだね」
「当たり前じゃない」
なにを言ってるの?とでも言いたそうに、お人形さんのような顔を傾げた。
主役級の美少女が脇役系男子の涼太のことを真剣に好きなんだってことに、私はなんだか少し嬉しくなった。
「はぁ……もっと、可愛い子じゃなきゃダメなのかな……」
こっちの主役も自分の顔面偏差値をわかっていないらしい……。
「きっと……涼太は私と同じずっと万年脇役だったから、急に絶世の美少女に告白されて、戸惑ってるだけかもしれない!」