アイドル絶対殺戮戦線
ロックに乗せて歌詞を歌いあげる彼女の強さは、多くの会員の胸に響いたようだ。


どんどんと投げ銭が集まっていく。


お父さんの知名度に乗っからず自分の音楽を追求した音葉。


対して、母親の人気を利用し続ける私。


私たちの差は明白に投げ銭額に表れた。


依然として2百万円前後を推移する私に対し、音葉に集まったのは倍の4百万円。


【お願いします。助けてください】


焦りを押し殺し、震える指で葛西さんにメッセージを送るけど、既読はつかない。
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