アイドル絶対殺戮戦線
「では里野さん、パネルを選んでください」


筋肉が痺れたように動けない私をよそに、里野さんがパネルの前へ進みでる。


「5番でお願いします」


里野さんが選んだのは、9つのパネルの真ん中5番だった。


勝利のためのルートが4つ存在するその真ん中のパネルは、取れればたしかに大きい。しかし、反転相手に取られれば一気に不利になる諸刃の剣なのだ。


私が悩みに悩んで選ばなかったそれを、里野さんは何でもないように不意に指定した。


そして、5番のパネルの裏に書かれていた対戦内容は。


「ファン対抗綱引き合戦……?」
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