アイドル絶対殺戮戦線
「そろそろ10分が経過しますが、お2人ともよろしいでしょうか?」


堂々の問いかけに、


「はい!」


と私は元気よく答えた。


もう勝ちは目前だった。


9分52秒。里野さんのファン50人ほどに対し、私のファン32人+2トントラック。


もう負けるはずがない。そう、たかをくくっていた。


里野さんがあの不気味な微笑みをカメラに見せつける前までは。
< 160 / 327 >

この作品をシェア

pagetop