アイドル絶対殺戮戦線
長いようで短かった説明は、それで以上だった。


「みなさんの卒業をお祝いできる日を楽しみにしています!」


スポットライトに照らされ、ニカッと笑った堂々の歯が白く光る。


いつになくざわつく講堂の中で、隣に座る茜と私は顔を見合わせた。


地獄の3年間がかすむような、最悪の7日間のはじまりだった。


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