先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
伊奈先生が寝てしまったけど、わたしは逆に元気がもりもりになってきて、汗まみれになった布団カバーとシーツを静かにかえて、洗濯をまわし、晩御飯を作ることにした。
高校の時は何もできなかったわたしだけど、大学に行って自炊もするようになったし、大智ともたくさん料理つくったから、それなりに料理はできる。
伊奈先生はときどき、家で、男飯を作ってくれたことはあった。
結構おいしい料理だった。
昨日のおかゆもおいしくできていたし。
けど、わたしだってできるようになったからね。
冷蔵庫の中を見て、伊奈先生の買ってきてくれた材料をチェック。
たぶん肉豆腐をつくるつもりだったにちがいなかった。
それで、お野菜切って、なんとなくルンルン気分でぐつぐつ煮えたおいしい肉豆腐をつくった。
つけあわせに京都の実家から送ってきた万願寺唐辛子のかつおぶしあえを添えた。
作り終えて、ソファに眠る伊奈先生を見る。