先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「彩実。まだ好きなんだな。」

沈黙をやぶった大智のことばがそれだった。

「え?」

「あの女の人主人って連呼してたけど、結婚してんの?」

「わ…わかんない。学校では婚約者って言われてる。もしかしたら籍入れたのかな…」

「ふうん…そっか…」

大智もわたしも前向いたまま…大智はなかなか車を降りようとしなかった。

「ごめんな。とっさに彼氏ってことにしたけど?」

「ううん。大智が機転聞かせてくれて助かった。みじめな気持ちが吹っ飛んだ。」

「みじめって…いうなよ…」

大智がわたしを見た。

「なあ、彩実。つらかったら…話聞くよ?俺は彩実の先生への気持ち一番知ってるって思ってるし、つらい時は頼って。」

大智の顔を見た。
すっごい懐かしい…ときどきわたしを見るときに感じた真剣なまなざし…。

を見てたら…
涙が…あふれてきた。


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