先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「大智…ごめん。涙とまんないや…。」

「いいよ。泣きな。胸貸してやるから。」

「うん。ありがとう。ごめんね。別れた彼女なのに…」

「いいって。ほら…」

そしてわたしは大智の胸の中で思いっきり泣いた。

大智とつきあっていたときにはここまで泣いたことなんてない。

けど、けど…
今はこのつらさを誰かにわかってほしかった。

「ねぇ。どうして今更わたしの前に現れたんだと思う?神様って何考えてるんだろう?」

「うーん。どうだろね。ま、俺だってもう一度彩実の前に現れたわけだし。世の中何が起こるかわからないんじゃない?」

「けど、ひどいと思わない?」

「思うけどな…」

大智の胸の中は懐かしかったし、それにあったかかった。

少なくともひとりで4月からずっと悶々としていたわたしには心地よい腕の中であるにちがいなかった。

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