先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
伊奈先生にキツく言われて、かなりイラついているのか、キッとわたしを睨んだ。

「何もないなら…わたしの部屋に泊まりますか?」

「え?」

驚いた表情でわたしを見た。

「あと1枚くらい布団敷けると思いますし…」

「二階堂さん…いいの?」

「ええ。かまいませんよ。」

そんなにここにいたいのなら…それくらいどうってことない…

なんとなく…
えりなさんは先生とわたしの仲を疑ってるような気がしたし…
そんなことは何もないと証明できるってものだ…

わたしだって…
きっと…
先生の婚約者であるえりなさんに先生とは何もないと証明することで先生への想いは諦めがつくはず…

もういい加減…
やめにしなきゃならないのだ…
この想いも…

こんなに綺麗な人を不安にさせてしまっているのだから…

昨日…伊奈先生にあんなこと言われて舞い上がってる場合じゃなかった。
ほんとアホだ…わたし…


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