先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「亮平もこんな大変な仕事してるんだね。」

「わたしはまだ1年目ですし…何やっても要領得なくて時間かかっちゃってダメダメですけどね…伊奈先生はきっとスマートに片付けておられますよ。」

「そうかな?」

「ええ。」

「ねえ…二階堂さんってわたし…聞き覚えがあるの…」

「え?」

「亮平の…京都時代の教え子…でしょ?」

え?
知ってる?
どこまで?

「まぁ…そうです…バレーの厳しさとか楽しさとか全部…教えてもらいました。」

とりあえず無難なこと…言ってみるしかない…。

「そう…」

と…
そのときわたしのスマホが震えた。
電話?

見ると…
大智…?

『はい。』

もう布団の中にいたけど、布団から出て、電話に出た。

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