幽霊高校生のまつりちゃん
それからカレンダーの日付が変わって、三月の合格発表の日がやってきた。
私はわざと友香に一緒に見にいこうと誘った。もちろん落ちる姿を隣で見るために。
合格者一覧表は聖学の門を抜けてすぐの場所に貼り出されていた。
同じく合否を確認しにきた生徒たちが歓喜や落胆の声を出している。
とりあえず、まずは自分のを探そうと私は受験番号を握りしめて、一覧表に目を向けた。
私の番号は覚えやすいゾロ目。
一番最初から順次に視線を追って、番号を見つける。
……が、一度目は見過ごしてしまったようで見つからなかった。
なんせ合格者は150人いる。
背の高い受験生の人に視界を阻まれながら二回目の確認をした。
……あ、あれ?
なんで?
また見つからずに三回目。
何度も何度も受験番号と合格者表を見比べても、私の番号がどこにもない。
待って。そんなはずがない。
動揺してる中で、隣にいた友香が呟いた。
「……あった」
「え?」
友香の受験番号を見ると、たしかに合格者表に番号が載っていた。
「あ、亜子、私受かったよ……!!」
目に涙を浮かべて喜ぶ友香を見て、これは夢なんじゃないかと錯覚した。
だって、友香が合格してるわけがない。
それで、私が落ちてるはずもない。
これはなにかの冗談?
誰かのドッキリ?
リアルすぎて、笑えない。