隣のキケンな王子様!


「……や……だ……、や……」



溢れる涙のせいで、声がつまる。



「大人しく抱かれろよ」


「……んっ」



無理やりにふさがれた唇。


強引に入ってこようとしている生ぬるい舌。


阻止しようと顔をそむけると、行き場をなくした舌先が、耳の中に入ってきた。



……助けて。


誰か……助けてっ……。



「……く、んっ……」



お願い、


誰か…………





「……郁己くんっ……! たすけ、て……っ」




< 282 / 458 >

この作品をシェア

pagetop