隣のキケンな王子様!


知るのが怖いから……っていうような、後ろ向きな理由じゃない。


他の一切の理由を持ちこまず、ちゃんと、今を生きようと思ったから。



ちょっとエッチで、なかなか強引で、


でも……さりげなく優しいこのお隣さんと、正面から向かい合おうって思ったから。



そして、あたしの想いは、もう、決まっている。


だからもう、確かめてもいいかな。




「郁己くん」


「ん?」



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