秘密の恋
『もう大丈夫です。今何時ですか?』


どれくらい寝ちゃってたんだろう。
まだお昼食べてないかな?


「もう放課後だよ。今部活中」


『え!?そんな寝てたんですか?』

寝すぎでしょ、千華よ!


「うんまあね。それよりさ、最近寝不足でしょ。ここ最近よくサボりに来てるよね?」

うっ!なんで……先生いなかったのに。


『ごめんなさい……』

素直に謝っておく。
サボりは悪いことだしね。

「泣いてたけど何かあった?」


『…………え?』

確かに私は保健室で泣いていた。

親に心配かけないように、両親の前では絶対に泣かないようにしてた。でも本当は、妹がすごく心配だった。


なぜか先生には泣きながら全て話してしまった。
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