エリート御曹司と婚前同居。 〜人助けしたら、契約結婚させられそうです〜



「明日はついに婚約パーティーだね、美唯」


そう……明日は、私と麗央くんの婚約パーティー。
先月、麗央くんにプロポーズされ正式に婚約をしたのだ。


「うん! パーティー……上手く対応できるかな」

「大丈夫だよ、俺がしっかりエスコートするから」


初めてのパーティーで不安がいっぱいだけど……きっと麗央くんいるし、大丈夫だよね?


「美唯、キスしていい?」

「そんなこと、きっ聞かないでよ……っ」

「じゃあいいんだね? 美唯から言ってよ……キスしてって」
 

な、なんでそうなるの……っ
そんなの無理無理!


「時間切れ……顔真っ赤にして本当に美唯は可愛いなぁ。そんな顔して何、想像してんの?」

「も、もう〜〜!! 想像なんてしてないじゃん!! からかわないでよ……んんっ」


麗央くんはキスをすると「風呂いってくるわ」と言い頭をなでなで。


「みーゆー!!」

浴室に行ったと思ったら、数分経っただけで戻ってきてキスをした。


「んっ……髪濡れてるよっ!! 乾かさなきゃだよ……髪濡れてたら……風邪ひいちゃうよ」

「今から脱ぐんだから一緒だよ、ベッド行こう」


ぬ、脱ぐんだから……ってそういうこと言わないでよ。

麗央くんに横抱き……お姫様抱っこされベッドに連れて行かれた。
彼からのキスがたくさん降ってくるけど……突然止まる。


「……今日は、美唯を抱きしめて寝る。やっぱり、続きは明日な」


麗央くんは私を抱きしめると目を瞑った。彼の体温が温かくて心地が良かった。










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