淡雪
バタバタバタッ



勢いよく走る音が聞こえた。

と同時に勢いよく扉が開いた。




髪の毛を、ワックスでちょうどいい感じに跳ねさした男が、

両膝に手をついて、下を向いたまま息遣いを直していた。







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