流れ星に願いを…〜星空に流れる一粒の涙〜
噂では係長が病院に

お見舞いに行った時

駐車場で偶然

祥子さんと高梨君が

待ち合わせして

いたところを見かけて

それからどこかに

行ったらしい

という内容で

高梨君の話と食い違うが…




次の日、

測定室で

祥子さんと二人になった時

「高梨君から話聞きました。」

と、言った。

祥子さんは

待っていたかのように

「信じてね。ゆみちゃん。

本当に相談にのっただけなの!」

あたしは、その剣幕に押されて

「はい。でも気をつけた方が

いいですよ。」

と、言った。

祥子さんはそれから

いろいろ話始めた。

第2工場にくる前から

係長にいいよられて

困っていた事。

食事に行った日、

ずっと後を

つけられていたらしく

食事の帰り高梨君と別れた後

係長にパッシングされたり

クラクションを

鳴らされたりして

恐くなって車を止めたら

係長が

「いつから付き合ってるの!?」

と、興奮状態で

聞いてきたらしい。

祥子さんは

「付き合ってません。

今日は相談に

のってただけです。」

と言って急いで車に乗り

逃げ帰ってきた

と、言う事だった。

恐くて恐くて

高梨君の携帯に電話して

今あった事を聞いてもらい

次の日から

2日間係長は失踪した。





確かに係長が無断欠勤して

奥さんが会社に

謝りの電話してきたとか

噂になっていた。




祥子さんの話は続く。

失踪した日の朝

係長は祥子さんの自宅に

「お宅の嫁は男と隠れて

会っているぞ。」

と、電話してきた

と、言う事だった。

係長が失踪後の朝礼で

祥子さんがあの大きい目で

係長を睨んでいたのを

あたしは覚えていて

不思議に思っていたから

これだったのかっ!と思った。




一通り話終えると

「信じてね。ゆみちゃん。」

と言われ

返事はしたものの

頭の中はグチャグチャだった。
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