熄えないで





「じゃああそぼ!私たちもさすがに部活ないから」

「わ、いいね。たのしみにしてる」

「これでゆっくりお話しできるね!」



2人は本当に私のことを心配してくれている。それがひしひしと感じられるので、なんだか温かい気持ちになった。




「じゃあ、あたしたちはもう行くね。また明日ね、二千花」

「ありがとう。またね」



軽く手を振って2人とばいばいをする。


明日の楽しみができた。


最近はテストもあったので、休日に遊ぶのは久々かもしれないなー…と、そんなことを思いながら、私は近くにあった椅子に座り、“彼”の迎えが来るのを待った。


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