熄えないで


―――
――



という一連の流れがあったのである。



「吉乃…やるわねあの男…」

「二千花のことを把握しまくっている…」

「負けてらんないわねレナ」

「ホントにね!受けてたつわ」




何故か吉乃くんをライバル視しだした2人に笑うと、「本気!」と返されてしまった。


メイとレナといるのはおもしろくて好きだ。
本当に良い友達を持ったと思う。




「それで、服だっけ!」

「あ、うん、…そうなの。お願いできるかな」

「もちろん!とびっきりかわいい二千花にしてあげる!」

「そうと決まればさっそく買い物行こ!」

「わ、わりがとう2人とも…」

「愛よ!吉乃には超えられない愛なのよ!」

「そんなに敵対視しなくても」

「吉乃、二千花のこと幸せにしないと刺す」

「刺さないであげて…こわいよ…」





メイとレナの愛を真正面から受けとめたあと、放置していたスイーツと飲み物をようやく食べ終え、私たちは駅前のショッピングモールへと足を運んだ。



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