熄えないで






「二千花先輩」

「…うん」

「好きです」

「…うん、私も、好きです」

「…つきあってください」

「…よろしくおねがいします」

「てか先輩、ヤキモチ妬いてたんですね、リカちゃんに」

「……そ、それより吉乃くん、スマホ繋がらなかった」

「スマホ?あ、充電切れてました、すみません」

「あ、そ、そう……」

「で、ヤキモチ」

「……それは……」

「…すげー嬉しいんですけど どうしたらいいですか俺」

「え」

「先輩のこと、好きすぎておかしくなりそうです」





うん、どうしようか。

私もだいぶ、幸せで可笑しくなりそうだ。



< 195 / 205 >

この作品をシェア

pagetop