熄えないで







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「お待たせ。あれ、吉乃は?」

「黒髪の、アオくんと同じ学校の制服の女のひと追いかけて行っちゃった」

「…ああ、先輩か」

「アオくんも知り合いなの?」

「吉乃の好きな人。吉乃、あいつも結構長い片想いしてたからなぁ」

「えー、そうなんだ」

「はっ!リカが吉乃に片想いしてた時の子と思いだして急に悲しくなった!どうしよう!」

「はあ?なにそれ」

「俺めっちゃ頑張ったよなぁ。リカが俺のこと好きになってくれるなんて」

「そう?あたしは結構最初の方からアオくんのこと好きになるなってなんとなく思ってたけど」

「えっ」

「未来のことって、直感でわかったりするしー」

「すげー!かっけえ!」

「(ここに食いつくの、小学生か)」



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